自転車男

これは、1人のおっさんと厚き脂肪との闘いの記録である。

三連休…2日空けてのの二連休。

《前回に引き続き》

2日目。前日、長男と家の前でプールで遊んだ後、昼寝を2時間してしまいました。天気予報では9時くらいには大雨の予想もあり、朝の5時から練習に出ようと思っていたけど…全然眠られず、そのまま走りに行く事に。睡眠は大事とか、前回自分で書いておきながら分かってなかった。ぼんやりとした頭で、雨が降る前に帰るルートはどうしようかと悩みながら自転車を漕いでても頭が回らない。寝ようと思った0時前後から飲まず食わずだったので、脱水だったのかもしれないけど…本当ぼーっとしてた。途中、甘めのカフェラテとボトルのドリンクを多めに摂り少しマシに。結局、森のパン屋なる蕎原(そぶら)山荘に向かいました。キャンプ施設も併設されてるため、朝早くから店は開いてるのですが、食事の方はまだ開店前との事で仕方なくパンを一つ買って帰る事にしました。普段なら、そんなに人とのやりとりでイライラする事は少ないですが、無性にイライラしている自分に気づいたのでトイレに向かい顔を洗った。洗面台には鏡がついており、自分の顔が映った。目の下には酷いクマが出来ていて、顔面蒼白。まるで病人。(こりゃいかんわ)と思い、そのまま直帰して1時間ほど眠るとスッキリした。7月31日のヒルクライムには、前日夜中出て…なんて考えてたけど、とてもじゃないけど走れないと確信した。だから、その日のうちに宿を取った。


翌日。前日の反省を活かし、しっかりと睡眠をとって、いつもの中距離練習コースとして鍋谷へ。朝、6時に家をでた。鍋谷では、いつものようにギア固定練習。タイムを計ってると…あれ?遅い。と最後のつづら折りを抜ける頃に気付く。今日は、リアをトップから3つ目に固定してるはずなのに…やはりこれ以上のギアではケイデンスが上がらないのか、自分の体調が、悪いのか…

「んあっ!」

とんでもない事に気づく。なんと、ギアがインナートップだった。なんでやねん。誰や!ギア変えたの。いや、自分しかいないか。どこからやろ…うーん、多分最初からだよね( ;´Д`)これで、33分ちょいかかってしまった。まさに『鈍感力』。ここ、数日と変わらず同じように走れた。以前インナートップで走った時よりはるかに早く、2人組の人を抜き去り、一気にちぎった。相手の立場になると、次のつづらで完全に姿を捉えらえなくなると抜かそうとかって気持ちになれないと思う。また、ここでオーバーペースにならないのも大事な事で、やはり自転車は自制のスポーツというだけあって、無茶しても結果は出ない。ここで追ってこなかった2人は、正解だと思う。




その後、2日空けて再挑戦。インナートップから2枚重いギアに固定で30分4秒というタイムを叩きだす。

いよいよ、30分切れるかと2日置いた昨日、走ってきた。途中、結構キツイとこでも…シッティングでいけてる!これはいけるかも!足にめっちゃ力入るようになったんかも?なんて一瞬思ったけど、んなわけない。ギアがまた、インナートップに無意識に変えられてた。最後の自販機から緩い下りがあって、登りに入るからアウターに変えてインナーで登り始めるから、インナートップにあげてしまうようだ。それから、鈍感力が、悪い方に働いてかギアを重くしてもインナートップで慣れてしまってか全然足が回らない。32分ほどかかってしまう。この日は、子ども達の予防接種が昼からあるとの事で練習を早めに切り上げた。意外と予防接種が早く終わったので、中抜け練習という事で夕方から再び鍋谷に。めちゃくちゃ暑い。ふだん、朝登り始めの電光掲示板で20℃前後のところが28℃を示している。心拍も上がってしまうだろうし、キツイかなぁと思ったけど山の中は木陰が多くて意外に涼しい。朝、夕の中抜け練習ありだな。今回は、ギアも決めてたものを使えたので成果が出た。28分40秒。驚きのタイムである。まさにネテロ会長の如く、修行の時間が短かくなり祈りの時間が増える…そんな感じ。私の場合は子どもと遊ぶ時間だったりするが。

ヒルクライムにおいて、平均時速1kmとか2kmの差が最終的にはすごく大きくタイムに影響して来るのは心に留めておきたい。


おまけ


自転車を始めて、「あっ、これってアレに似てるなぁ」なんてマンガがある。

ヒント

①数年前まで週間少年マガジン連載。つい最近まで廉価版が出てて、物語のその後の読み切りがあった。

②グレ吉マンガ

③仮想の道具を使ったスポーツ?の話