自転車男

これは、1人のおっさんと厚き脂肪との闘いの記録である。

いよいよ明日が本番

何がって?

ヒルクライムの大会です。本当…一カ月、あっという間に過ぎました。体重は最終的には、67kg台にまで減らせました。近くの練習コースではタイムはウナギ登りです。


よく、自転車やってる人からもやってない人からも「坂(山)の何が楽しいの?」って聞かれる事があります。私が自転車を始めた頃に、自転車雑誌で森本 誠選手が乗鞍を三連覇し『山神』なんて呼ばれていました。東堂 甚八かっつーの。東大卒で、自転車速くて、個人トレーナーつける財力があって…と単純に悔しかったんでしょうね(笑)3年で追いついて、乗鞍にもとい本人に挑戦するって目標がありました。そんな思いがあってか、登った山だったけど…そんなこと考える余裕もなく、逆に無心になれた。それが気持ちよかったり。『かもめ☆チャンス』の中に、自転車禅なるものがありますがまさにそれに近いかも。瞑想とは、目を瞑って無心になることと考えられがちだけど、身体感覚(五感)に意識をフォーカスし、意識的に感じとることから充実感で感情の雑味を無くすこと。『のりりん』であればプリミティブ、原始的とかいった感覚かな。

話がズレてきたけど、単純に山が好きなんです。例えば、ウェイト・パワーレシオの概念。始める前から、勝負は決まっている、言い換えればどれだけの準備をしてきたか、練習をしてきたか。フロックなんて、ロードレースと違いほぼあり得ない。下りならまだしも、距離も短く、パンクなどのメカトラブルもほぼ無いのだなら。

どんな結果でも、明日は謙虚に受け止めて次に進みたい。強くなりたい。

レース会場の試走にて、山頂の方は雲のような霧のようなものが…



オマケ

前回の紹介マンガは、『エア・ギア』でした。グレ吉とは、作者の大暮維人(オオグレイトと読みます。)のこと。現在も天上天下を描いてた時と同じ、ウルトラジャンプで『バイオーグ・トリニティ』を連載中。学園物が多いですね。エア・ギアの話に戻ると、好きなワンシーンでヒロインのりんごちゃんが


ターンが一つ

ジャンプが一つ

エアが一つ


昨日よりも

ほんのちょっと上手く


ほんのちょっとだけ

自分のイメージに近くキマって


ほんのちょっとだけ

昨日よりも成長してる

自分にワクワクして


そうやって自分の力で積み上げた

自分の力で届く〝なにか〟がきっと…


「自由」って言葉なんだっ…て


このマンガの中では、エア・トレックという、電動のローラースケートみたいな架空と道具ですが…自分が、自転車を始めた時に同じように感じたっけなぁ。


主人公のイッキが、大撥条(だいぜんまい)ファクトリーでパーツを掘り出してるのを見てた亜紀人が、バトルで走ってる時より楽しそうと…自分だけのパーツ、自分で組み上げたエア・トレックを作るのがどれだけワクワクする事かを自転車に置き換えると自分にもよくわかります。だから、逆に道具というか機材にこだわりがない人をみると「なんでかな?」って思っちゃいます。だからと言って身の丈以上の物を買って自転車ビンボーなのもどうと思うけど(笑)